祈祷料
お宮参りの際に、神社にお金を納めることが最近は一般的になっています。昔は、神様に祈りをささげる場合、穀物や農作物などのいわゆるお供え物を奉納していましたが、さすがに自宅からお供え物を持っていくわけには行きませんよね。
その場合神社に祈祷料を納めることになります。お宮参りの時は祈祷料を初穂料とも読んでいます。初穂料とは神様にささげる農作物をその年に最初に収穫した初穂から由来しています。
お宮参りの祈祷料を神社に払う際、自分の時はどうだったかと思い出してみると、受け付けで名前と住所を書いた後、あっさり財布から1万円を出して渡した記憶があります。その頃は親が遠方にいたこともあって、家族だけでお宮参りを済ませたので、あまりしきたりをこだわってはいませんでした。
本堂への入場料とお宮参りの祈祷料という感じで払っていましたが、今思えば祈祷料を払うときに、せめて白い封筒がのし袋に入れて「初穂料」と書いて渡すのだったなと今になって思います。でも、私の前に受付した人は普通に祈祷料を財布から出していましたが。
お宮参りの祈祷料は複数の金額設定がありました。私がお宮参りをした近くの神社では5千円、7千円、1万円の3種類の祈祷料がありました。恥じをしのんで聞いてみると真ん中の7千円の人が多いようでした。お宮参りは自分ではなく、子供のためです。
その理由からか一番安い祈祷料はなかなか選べないのかもしれませんね。私もその一人でしたから真ん中の7千円。親とはそういうものです。