縁結びと神社
縁結びといえば代表的なスポットといえば神社でしょうか。「縁結びに強い神社」と神社側がアピールしているところも多いですし、有名な縁結び神社も多く存在します。困った時の神頼みと昔から言いますが、縁結びは偶然の出会いや運命のなせる技。それをお願いするのはやはり神様の祀ってある神社が最も人気があるようです。
神社はパワースポットとも呼ばれ、昔の風水師が地形や他の建物の配置を見て風水的にふさわしい場所を選んで建立されている場所が多いと聞きます。神社内の配置も邪悪なものが入り込まないように木や水飲み場などを作っている神社もありますし、言葉には表せない神秘的な場所でもあります。
東京の縁結び神社といえば、東京大神宮が人気が高いようです。昔の人は日本で最も有名な神社である伊勢神宮に参拝することが一生のなかで大切な目標とも言われていました。三重県にある伊勢神宮へ行くことは昔の交通手段では非常に困難なことであり、一般の人はまず参拝することはできません。
そこで、明治天皇の裁断もあり東京大神宮を建立したようです。東京大神宮には縁結びの働きを司る造化の三神が祀られており、縁結びのご利益があると信じられています。
しかし、縁結びを本当に神様に託してよいものなのでしょうか。
神社で行う縁結びは神様に縁をお願いするのではなく、神聖な場所で身を引き締めて、自分が縁結びを宣言するという場所のように思えます。願うことで縁が結ばれれば誰も苦労はしませんよね。神聖な場所で縁結びの決意・宣言をすることが、神社の力なのではないでしょうか。